はてなかしまし物語::石川梨華さんモーニング娘。卒業

石川梨華についてかく語りき。

まだ、アイドルをはっきり好きといえなかった思春期。バンドやロックを好きになろうとしていた高校時代のお話。そのときも確か、あるバンドを目当てで見ていたミュージックステーションで、現れたきらびやかなモーニング娘。金色のスパンコールをちりばめた衣装で踊る姿は、有無も言わさぬ存在感。真ん中で一番目立っていたその子はあまりにもかわいく、歌はうまいとはいえないのに堂々と満面の笑みで歌う。なんだ、この子は。かげながら気にかけていた吉澤ひとみは、正直目立たない位置。確か一緒に入った子だったはず。その扱いの差、そしてアイドルとしての完璧さに、私は彼女のことを嫌いになりました。
「彼女」とは言わずもがな、石川梨華
たまたま深夜つけた番組で新しいメンバーを募集していたモーニング娘。選ばれていく候補者を見ながら、完全に傍観者。だけれど入ったメンバーの中で、一番もっさりしていて、でもあまりにも懸命な北海道の子に、目がいきました。新曲では吉澤ひとみがどセンター。「あぁよかった」。それからは「モーニング娘。? 結構好きだよ」といえるようになった自分がいました。
時はきゅるきゅる進みます。松浦亜弥を好きになった浪人時代から、ハロプロというくくりを知り、ずんずんといわゆる「ヲタ」の道へ。そしてあるとき、石川梨華加入当初の時代を知りました。いわゆる「ネガティブ石川」。あの完璧な石川梨華にそんな時代があったの? 「嫌い」が「どうでもいい」に。「どうでもいい」が「普通」に。「普通」が「結構好き」に。吉澤ひとみ石川梨華のつながりを、4期の絆を知ったのも、その頃でした。

汚れ役でも、バカな役でも、一生懸命すぎるほど懸命なあなたが好きです。吉澤さんとつかず離れず、ステキすぎる距離感で絆を深めているあなたが好きです。たまに見せる小悪魔的な笑顔も、くしゃっとした満面の笑顔も、かわいいあなたが好きです。

卒業おめでとうございます。正直言えば、まだまだモーニング娘。のあなたが見ていたかった。でもあなたなら大丈夫でしょう。信じて、見守って、応援しています。ファイッ!

はてなかしまし物語::石川梨華さんモーニング娘。卒業