秋の夜長にミステリー

昨日は興奮のあまりだらだらと長文を書きましたが、今日はガリレオの感想。
殺人事件は起こるしミステリーなんだけども、どちらかというと謎解きのほうがメインなので軽く見れるミステリーだなぁと。原作も読み始めたのですが、そのおかげでトリックを知っているので、謎解きよりも謎を解いている福山さんを見るためのドラマになりそうです。それでいいんだと思う。ドラマ自体はもちろん面白いしね!謎を解いていくときの脳内を再現したCGには驚きました。理系の人って頭の中本当にああなってそうだなぁ。
原作も読み始めたと書きましたが、私にとって久しぶりの東野圭吾です。「幻夜」をハードカバーで読んでから読んでなかったなぁ…。中学三年のとき、私の人生で第一のミステリーブームが来まして、そのときに一番読んだのが東野圭吾でした。それ以来長い間「好きな作家=東野圭吾」だったのですが、「幻夜」でちょっとがっかりしてから離れていたのですよ…。まぁ、そもそも不真面目なファンなので全部は読んでいないのですが。もちろん「探偵ガリレオ」シリーズも読んでいなかったわけですが。

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ」を読んでみての感想は、「短編とはっきりとしたキャラ設定のお陰であっさり読める推理小説」です。物理のぶの字も分からない超文系の私にとっては、読みながらトリックを暴こうという意識がさらさら沸かないので、安心して頁を捲れます。トリックを湯川教授が説明しているシーンでも、「ほー」とか「へー」しか出てこないもの。でもその分、新鮮で面白いのです。そしてドラマのお陰で、湯川教授が脳内で福山さんになります。これが大変楽しうございます。結局はそこかとか言わないで。今はシリーズ二作目の「予知夢」を読んでいますが、この流れだと続々編まで手を出しそうです。そしてその流れで読んでいないのをちゃんと読んでみようかな。
私が特に好きな東野圭吾作品は「分身」と「白夜行」です。前者は「青春アドベンチャー」ではまり、後者は高校の頃ほぼ徹夜で読みきった思い出が。ドラマ見ていないんですけどね、「白夜行」(ドラマの最初のシーンを知って見る気がなくなったのです)。「分身」はマナカナあたりで映像化しないかなぁ。ああ、今気づいた。東野作品はラストシーンがどれも印象的なんだ。そういう意味では「秘密」の映画も許せませんでした。だってさぁ!……これ以上は長くなるのでやめます。